enひかりの速度対策サービスには『v6プラス』と『transix』があります。
この二つはとても似たサービスなのでどう違うのか分からないですね。
今回は『v6プラス』と『transix』を比較して違いを調べてみたいと思います。
【結論】『v6プラス』にすれば間違いない
迷ったらv6プラスにすればOK。理由はこれから説明してくよ。
enひかり『v6プラス』と『transix』の違い
v6プラス | transix | |
提供会社 | 日本ネットワークイネイブラー | インターネットマルチフィード |
必要な機器 | NTTのホームゲートウェイ他 | DS-Lite対応ルーター |
月額料金 | 180円(税抜) | 180円(税抜) |
最大通信速度 | 1Gbps | 1Gbps |
固定IPの利用可否 | 可 | 不可 |
まず相違点の1つ【必要な機器】ですが、『v6プラス』はNTTのホームゲートウェイさえあれば利用可能です。
一方『transix』はNTTのホームゲートウェイだけでは利用が出来ないためDS-Lite対応ルーターが必要となります。
ユーザーの契約内容にもよりますが、基本的には『v6プラス』は最低でも設置機器が1台、『transix』は2台必要になります。
相違点の2つ目は固定IPの利用有無です。
厳密に言うと『transix』を提供しているインターネットマルチフィードは固定IP対応していますが、enひかりでは対応していません。
その他接続方式など細かな点を見ると違いはありますが、ユーザーからすると影響を受けるような違いはありません。
速度の変化についても大きな違いはありません。
以上の点から総合的に見るとenひかりでは『v6プラス』を契約していれば速度対策は十分できると言えます。
設置する機器が少ない分部屋の中もスッキリしますし、固定IPにも対応できます。
そもそも固定IP使う方ってほとんどいないでしょうが・・・
もしあなたがすでにwi-fiルーターを持っており、かつその機器がDS-Lite対応ルーターであれば『transix』でも十分です。
いずれにしろwi-fi利用するために手持ちの機器を設置する必要があるからです。
『v6プラス』と『transix』はどうして速度対策になるの?
『v6プラス』と『transix』はどちらも【IPv4 over IPv6】方式を採用しています。
IPv4 over IPv6方式とは
IPv4のデータをIPv6に変換して通信を行う技術です。
IPv4をIPv6に見せかけて、IPv6通信網を抜けて通信先のWebサイトやWebサービスの手前でIPv4データに再度変換されます。
この技術はイメージとして、IPv6のカプセルの中にIPV4をパッケージにして仮想トンネルを抜けていくため、「トンネリング」とも呼ばれています。
こうしてIPv6に対応していないIPv4のWebサイトやWebサービスでもIPoE方式で扱うことができるのです。
enひかり『v6プラス』も『transix』もIPv4 over IPv6方式なので、どちらのサービスでも同じように速度低下対策が可能となります。
⇩⇩速度対策もバッチリ⇩⇩